マルドゥーク軍の歌巫女(イミュレータ)として生きてきたミステリアスな女性。その歌には、ゼントラーディ人を戦闘に駆り立てる力がある。地球へときた彼女は、さまざまな「歌」や「文化」に衝撃を受け、徐々に自分たちマルドゥークの考え方に疑問を持つようになる。
かけだし芸能レポーターとしてSNN(スクランブル・ニュース・ネットワーク)に所属する野心満々の若者。お茶の間を喜ばせるためなら、取材対象者のプライバシーもかえりみない。だが、デニスと戦場に出向いた彼は、デニスの死とひきかえに報道の何たるかを教えられる。
統合軍の女性エースパイロット。通称「フェアリーリーダー」。階級は中尉。普段は、女性らしさを持っているが、メルトランディの血を引いているせいか戦闘時においては性格が豹変する。当初、ヒビキに反感を抱いていたが、戦いを通じて心を通わせていくことになる。
統合軍の総司令で、統合軍内の腐敗を憂う高潔な軍人。同じく、軍内部の腐敗に心を痛めていたシルビーに理解を示す。しかし、彼女とのホテルでの密会現場を待ち伏せしていたヒビキにフォーカスされてしまい、そのことがきっかけで軍内部での発言力が弱まってしまう。
統合軍の優秀なテストパイロットであり、エースパイロット。階級は大尉。現実的な考えの持ち主だが、ナルシスト気味な面を持つ。その腕前は「太陽系バルキリー操縦選手権大会」で総合優勝をしたほどである。軍の同僚でライバルのシルビーには恋愛感情を抱いている。
シルビー率いる「フェアリーリーダー」隊を編成する3人娘の1人。戦闘中でも冗談を言い合うようなナスターシャたち3人だが、バルキリーIIのパイロットとしてはシルビーにもひけをとらない腕前を持つ。サブリーダー的な立場で、シルビーのサポート役などをこなす。
シルビー率いる「フェアリーリーダー」隊を編成する3人娘の1人。戦闘中でも冗談を言い合うような沙織たち3人だが、バルキリーIIのパイロットとしてはシルビーにもひけをとらない腕前を持つ。おとなしく何を考えているのかわからないが、戦闘時には切り替えが効く。
シルビー率いる「フェアリーリーダー」隊を編成する3人娘の1人。戦闘中でも冗談を言い合うようなエイミーたち3人だが、バルキリーIIのパイロットとしてはシルビーにもひけをとらない腕前を持つ。小柄で行動力があるが無駄口を叩いてはシルビーに叱られている。
マルドゥーク軍第3先鋒艦の艦隊指揮官。優秀で勇猛な戦士。軍に命を捧げた男で、地球人を下等民族と考えている。太陽系侵略時の先鋒を務めるが、自艦を撃沈されて歌巫女のイシュタルをヒビキに連れ去られてしまう。イシュタルに対しては、任務以上の想いを抱いている。
マルドゥーク軍イングス艦隊の司令官。イングス家の34代目で、狂信的な独裁者。敵も味方も自分に従わない者には、容赦なく制裁をくだす。マルドゥークの絶対的な力を誇示するため、接触してきた文明はことごとく破壊してきた。自分たちの文化こそ最上と考えている。
表の顔はエステティックサロンのマスター。だが、裏では情報屋という顔を持つニューハーフ。ヒビキとは昔からの知り合いらしく、何かにつけてヒビキをサポートしている。イシュタルを地球に連れ帰った際にも、ヒビキがマッシュにすべてをまかせるほど信用されている。
地球文化を象徴する全世界的アイドルスター歌手。「ミンメイアタック歌手」の1人であり、統合軍主催のムーンフェスティバルではコンパニオンも務める。統合軍のプロパガンダ活動の一翼を引き受けていて、フェスティバルでは「バルキリーで誘って」と「今は友達」を歌う。
統合軍の艦隊指揮官で、戦艦グロリアの艦長。火星軌道上に展開しているバルゼー艦隊を率いている。マルドゥーク軍との戦闘では、ある程度の事態を把握していたつもりだったが、敵軍について予想できなかった。主力となるマクロスキャノンを護衛しつつ戦線を支える。